2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧
「私は誰とも比べられなかったから、自分が何をしたらいいのか、よく分からないままだもの」 一緒に図書委員を務める、東雲侑子。 偶然にも、彼女が作家であることを知ってしまった三並英太。 彼女にサインを頼んだことをキッカケに彼女からも一つお願いをさ…
「理由なく助けたって、いいんじゃないかな。だって、俺達 冒険者> だよな?冒険するから 冒険者> だよな。助けたい気持ちがあったら、理由なく助けても、ありじゃないかな?」 サハギンとゴブリンの襲撃を受け、撤退戦と防衛戦を繰り広げる新人達。 ゴブリ…
「だけどね、これは何も怪異の話に限っただけのことじゃなく、日常生活全般について言えることだけれど、誤解を解く努力をしないというのは、嘘をついているのと同じなんだよ。」 化物語セカンドシリーズもいよいよ終盤戦。 今回は忍野忍の時系列を遡る話。 …
「お遊びは終わりだ! さあ、サインするんだ!」 「ひどいわ、バルちゃん」 「今に俺に感謝を捧げるようになるさ」 若手の悪魔だがベテランからも一目置かれるバルサザーが呼び出された先にいたのは二人の少女だった。 貴重な黄金の魂を持つ仁緒と、地獄にと…
「君のみたものが君の事実だ。君の思い出も、今胸にある感情も君だけのものだ。他の誰に否定できる。」 自らの妄想と現実の区別がつかない大学生『僕』は大学デビューを目論むも、とある妄想が原因で変人あつかいされるようになってしまった。 そんな僕のも…
「……小豆さんとなにをしたとしても――過去はわたしのものです。わたしが一番、付き合いが長いのですから」 変態王子と笑わない猫。最新刊です。 今回は5つの短編で構成されていました。 1章は月子との本当の出会いの話。 2章は2巻で小豆梓が沖縄にいた間の話…
「だから! んなことどうでもいいって言ってんの! 昔のことなんていつまでも引っ張ってないで、今やるべきことをやりなさい!」 小鷹の妹、小鳩の誕生会をやってからの続き。 アニメ化も決まり絶好調な『はがない』最新刊です。 今回は素晴らしかった。 過…
「でも……だからこそアタシは、あんたの友だちになって――あんたを助けてあげたいっ! だってあんたは、いつも学園で一人ぼっちだったアタシと一緒なんだもんっ!」 涼月家を追い出され、マサムネ家へ移ってきたジローと紅羽。 マサムネとの生活は思い描いてた…
「小早川さんは正義感強いから、あのクラスに向いてないんだよね」 「でも一Bではうまくやれてる俺が、ここでは逆に浮いてたりする。そういうもんなんじゃない?」 入学三日で無難な立ち位置を手に入れた飯島直幸。 校則を守ろうとしないクラスメイトを注意…
「……落ちこぼれ? 出来そこない? 言っておくけど、あいつをバカにしていいのは俺だけだ。それ以外のヤツには、あいつをバカにする権利なんてないんだよ」 超高校級の生徒が集まる私立希望ヶ峰学園で起きた、希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件。 隠蔽を決定し…
「犯罪ってのはバレて初めて成立する。完全犯罪は犯罪ではない」 「そんな理屈はないでしょ。あなたの眼前にことの真相を知ってる人間がいるんですよ」 関東州のスラムと呼ばれるスピアシティ。 外国人・異民族・アウトロー・アナーキスト・ヤクザ・ギャング…
「あんた、ここで私達が断ったら現地のお客さんはどうなるの? 夜中に障害誤検知で叩き起こされた担当者の立場は?」 SEをテーマにしたライトノベル、「なれる!SE」シリーズ5巻目。 今回は新人SE桜坂くんの初出張の話。 相変わらず、この業界の酷さがわかっ…
「とにかく、わたし以外の人の血を吸ったりしたら、そのときは本気で怒りますからね」 豪華船と共にやってきたのは、第一始祖から公位を授かった純血吸血鬼ディミトリエ・ヴァトラー。 彼の監視役・煌坂紗矢華は、親友の雪菜を守るためにと古城の命をつけ狙…
道を外れた奴らでも、間違ってしまい、社会から脱落してしまった奴らでも、ちゃんと、いや、ちゃんとではないかもしれないけど、そこそこ楽しく、面白おかしく生きていくことはできる。 この小説で語られるのは、とある小説家の物語作りの基礎になった出来事…
「確率や統計において、100パーセントは存在しない」 「絶対ではない……」 「そういうことだ」 昨今問題になっている、警察の取り調べの問題。 取り調べの可視化や正確性を求める声が高まってきた問題に対応するために新設された。 そこへ異動してきた新妻…
「……私たちは、やり直したから。だからあれは、違う人生の話。……でもね? まだ、しっかり覚えてる。あの時の雨の冷たさと……拾ってもらったときの温かさは――」 人の姿に変身できるようになった三匹の水上家の子猫たち。 変身の教育に天狐の女の子が天使から紹…
「人と異なる思考法を身につけたからといって、世間を欺くのに用いるべきではありません。まして私腹を肥やすのは言語道断です。たとえ宗教の衣を被っても、許されることじゃないはずです」 発表されるまで誰もが知らなかったはずの内容が書かれている音隠寺…