朽葉屋 周太郎おちゃらけ王 / 朽葉屋周太郎 / メディアワークス文庫 「心の底から暗闇が好きな人間なんていｒはずがない。そういうことが言えるのは、その気になればいつだって明るい場所に出て来られると知っているからだ。欺瞞だ。消極的な欺瞞だ」 町をあ…

空をサカナが泳ぐ頃 / 浅葉なつ / メディアワークス文庫 「だから、あんたは変なことばっかり言うって言ったんだよ」 「は？」 「賞賛されても批判されても、藍は藍じゃん」 「怖がる必要なんか、これっぽっちもないのに」 第17回電撃小説大賞〈メディアワー…

アクセル・ワールド〈7〉災禍の鎧 / 川原礫 / 電撃文庫 「言ったはずなのです。負けて、転んで、失敗しても、それでも諦めずに前に進むことが本当の強さだと。」 アクセル・ワールド7巻目。 今回は災禍の鎧が誕生した話が語られたり、 七の神器の最後も出て…

アクセル・ワールド〈5〉浄火の神子 / 川原礫 / 電撃文庫 【迷いや恐れ、躊躇いは今もいっぱい感じているのです。でも、ここで一歩踏み出さなければ、私は加速世界でも現実世界でも、永遠に今いる場所から進むことはできないでしょう。】 アクセル・ワールド…

アクセル・ワールド〈5〉星影の浮き橋 / 川原礫 / 電撃文庫 「わたしは今、ようやく悟りました。この脚を失わせ続けていたのは……わたしの執着ではなく、恐れだったのですね。わたしは、空の大きさを知ってしまうのを……夢が終わってしまうのを恐れていた。で…

アクセル・ワールド〈4〉蒼空への飛翔 / 川原礫 / 電撃文庫 「キミをよくやったと褒めてやりたい気持ち四十九パーセント。そして、ぶん殴りたい気持ち五十パーセントだ」 アクセル・ワールド4巻目。 心意システムってここまで細かい設定があったんですね。 …

アクセル・ワールド〈3〉夕闇の略奪者 / 川原礫 / 電撃文庫 「………なあ、覚えてるかよ。昔の、お前と俺様の二度目の《対戦》でよ……お前が、俺のバイクのケツ持ち上げやがった時のこと」 「………」 「あんとき、俺様は投げたか？ 今のてめぇみてえに諦めて、やら…

アクセル・ワールド〈2〉紅の暴風姫 / 川原礫 / 電撃文庫 「もし……、もしブレイン・バーストにエンディングが存在するのなら、僕らはそれを目指すべきだ。たとえその結果として加速能力を失うんだとしても、理不尽な形で《世界の終わり》を見せられるのに比…

アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 / 川原礫 / 電撃文庫 「私は愚かで無力な中学生でしかない。キミと同じ場所に立ち、同じ空気を吸っている同じ人間なんだ。ましてやこのステージでは、キミと私はまったく対等なバーストリンカー同士。距離を作っている…

はたらく魔王さま！ / 和ヶ原聡司 / 電撃文庫 「いいか勇者エミリア、俺は、この世界で正社員になってみせるぜ」 第17回電撃小説大賞銀賞受賞作「はたらく魔王さま！」です。 神々の見守る世界とされている、聖十字大陸エンテ・イスラに侵攻していた魔王サタ…

アイドライジング！ / 広沢サカキ / 電撃文庫 「どんな立派な動機をもっていてもなれない人はなれないし、気まぐれで応募した人が受かることもある。 アイドルには素質のある人が選ばれる。ただそれだけのことで、それは当然のことよ。そしてモモちゃんには…

青春ラリアット / 蝉川タカマル / 電撃文庫 「……好きな女の笑顔ってのは最高だよな。たとえそれが――自分に向けられたモンじゃなくても、さ」 第17回電撃小説大賞金賞受賞作「青春ラリアット」です。 全校朝会の最後に海パン一丁で壇上に上がり、全校生徒の前…