MF文庫J

お願いだから、あと五分! / 境京亮

「私は君を巻き込んだんだよ?」 「きっかけはそうかもしれないが、決めたのは俺だ。俺が自分の意志で決めたんだ」 第8回MF文庫J 新人章受賞作『お願いだから、あと五分!』です。面白かった。 ヒロインのコトハと主人公の優一の距離感というか、雰囲気がと…

僕は友達が少ない CONNECT / 平坂読

「……それでも、俺は本当の友達に巡り会いたいと思うけどな」 MF文庫Jの12月の新刊から『僕は友達が少ない CONNECT』です。羽瀬川小鷹ではなく、他のキャラクター達の視点で語られる物語は、これまで話の舞台裏。 夜空視点で見る小鷹転入時の話から始まり、小…

まよチキ! 12 / あさのハジメ

「欲しいものがあるんなら、自分の手で掴みとってみろ」 全校生徒の前でジローがプロポーズをしたところからの続き。MF文庫Jの6月の新刊から『まよチキ!』の最終巻です。ラスボスは予想通りスバルの父、近衛流。 1巻では勝てなかった相手とのガチンコの殴り…

僕は友達が少ない 8 / 平坂読

「我慢せずありのままで居られる場所を壊したくない!? はいはいそりゃ立派なお考えですね! でもそれは間違ってます!」 MF文庫Jの6月の新刊から『僕は友達が少ない』の8巻です。前回のラストもインパクトが強かったけど、今回もなかなか破壊力のある展開…

しゅらばら! 5 / 岸杯也

「服選んだりとか、お前が少しは女らしい事に興味持ったのはいい傾向だと思うよ。だけどそのせいで鷹奈らしさを見失ったり、捨てようとしたりするのは変じゃないか?」 ドタバタ修羅場系ラブコメ『しゅらばら!』の5巻。夏休み突入ということで、鷹奈のター…

しゅらばら! 4 / 岸杯也

「しらばっくくれてるのか、自分じゃ気付いてないのか知らないけど、あなたは天然ジゴロよドンファンよ女たらしよナンパ師よ」 ドタバタ修羅場系ラブコメ『しゅらばら!』の4巻。一難去ってまた一難とはまさにこのこと。3巻の試練の方が準備できた分楽だった…

しゅらばら! 3 / 岸杯也

「オレはお前の恋人だろ? だったら困ってる事や辛いことがあるなら話してくれよ!」 ドタバタ修羅場系ラブコメ『しゅらばら!』の3巻です。学校から帰る途中で立ち寄った喫茶店で早乙女とふたりでいるところを真愛にみつかってしまったところからの続き。プ…

しゅらばら! 2 / 岸杯也

「オレはお前の恋人だろ? だったら困ってる事や辛いことがあるなら話してくれよ!」 ニセの彼氏として3人の女の子と付き合うことになった一大。 前回なんとかダブルブッキングを見事乗り切ったものの、4人の秘密の関係は未だに続いている。ドタバタ修羅場系…

まよチキ! 11 / あさのハジメ

「あなたはただ正直になって、迷うことなく、自分の気持ちに正直な生き方をして欲しいの。」 MF文庫Jの4月の新刊から『まよチキ!』の11巻です。クライマックス前編。 決着を付ける前にまずはジローの女性恐怖症を治療することに。 3人のヒロインたちと順番…

魔法戦争 2 / スズキヒサシ

「何が<トレイラー>だ……何が<ウィザードブレス>だ……そんなものが理由になるかよ!」 MF文庫Jの3月の新刊から『魔法戦争』の2巻です。魔法使いになってしまった、武、くるみ、伊田の3人が、魔法学院で魔法学ぶという展開。魔法がなかなか上達しないことに…

豚は飛んでもただの豚? 2 / 涼木行

「自分のせいでマイナスからのスタートになるけど、そんなの覚悟していっぱいがんばるだけでしょ。」 MF文庫Jの3月の新刊から『豚は飛んでもただの豚?』の2巻です。不器用な男の青春物語なのは1巻と変わらず。中間テスト前の勉強で苦しむ間宮の話。 中学生…

変態王子と笑わない猫。 5 / さがら総

「ボクはもう、なにがあっても、女の子を泣かせたりはしない。ぜったいぜったい、心にちかったんだ」 筒隠姉妹の祖母からイタリアへ帰ってくることを勧められ悩む姉妹。どうも、過去の記憶で祖母と姉で食い違いがあるようだ。そんなとき「過去を確かめたいと…

Tとパンツとイイ話 2 / 本村大志

「『俺がお前の家族になってやる。だから泣くな』」 幼馴染とのイチャイチャするラブコメ『Tとパンツとイイ話』の2巻です。 中編3編と小編2編の合わせて、5編が収録されていて、どの話も飽きさせない面白さでした。前回のラストでギクシャクした関係になっ…

あおはるっ! / 内田俊

「一人じゃない。そういう場所だよ、『謳歌荘』は」 MF文庫Jの1月の新刊から『あおはるっ!』です。 あらすじに惹かれて購入。 簡単にいってしまうと、電撃文庫の『ペットな彼女』みたいに、クリエイターを目指す高校生が寮に集まって青春を謳歌するお話でし…

まよチキ!10 / あさのハジメ

「でも……大事なのは、そこから立ち上がって歩き出さなくちゃいけないってことなんだよね。当たり前だけど、どんなに時間をかけてでも壁を乗り越えて進まなくちゃいけない。」 MF文庫Jから1月の新刊『まよチキ!』10巻です。涼月とスバルがようやく自分の気持…

オーバーイメージ / 遊佐真弘

「まるで子供の我侭だ。あれがしたい、これもしたい。思うこと全てを実現するのが、だれだけ難しいか分かっているのか?」 第7回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>『オーバーイメージ』です。 面白くなりそうな要素は満載なんだけど、なんかいろいろ残念な…

豚は飛んでもただの豚? / 涼木行

「なるほど確かに、端から見れば豚は飛んでも豚かもしれんな。しかし今までと違うということに間違いないだろう。たとえ飛べなくとも飛ぼうとした時点でその豚はもうただの豚ではないだろうからな」 第7回MF文庫Jライトノベル新人賞<最優秀賞>『豚は飛んで…

魔法戦争 / スズキヒサシ

「もうやめろ。これ以上やると、お前が負ける」 「ハァ!? なに言ってんだ、わけわかんねぇんだよ!」 「実はおれにも、よくわからないんだ」 「お前の攻撃は当たらないよ」 真面目な学園生活を送っていた七瀬武はある日、部室に倒れている見知らぬ制服着た少…

Tとパンツとイイ話 / 本村大志

「自分の欲望を満たすために、光里が嫌がることをしていいはずがねえんだよ! たとえどんな理由があろうと俺は光里を傷つけるような真似はしない。そして俺は、どんな理由があろうと、光里を傷つける奴を絶対に許さない!」 第7回MF文庫Jライトノベル新人賞…

変態王子と笑わない猫。 4 / さがら総

「……小豆さんとなにをしたとしても――過去はわたしのものです。わたしが一番、付き合いが長いのですから」 変態王子と笑わない猫。最新刊です。 今回は5つの短編で構成されていました。 1章は月子との本当の出会いの話。 2章は2巻で小豆梓が沖縄にいた間の話…

僕は友達が少ない 7 / 平坂読

「だから! んなことどうでもいいって言ってんの! 昔のことなんていつまでも引っ張ってないで、今やるべきことをやりなさい!」 小鷹の妹、小鳩の誕生会をやってからの続き。 アニメ化も決まり絶好調な『はがない』最新刊です。 今回は素晴らしかった。 過…

まよチキ!9 / あさのハジメ

「でも……だからこそアタシは、あんたの友だちになって――あんたを助けてあげたいっ! だってあんたは、いつも学園で一人ぼっちだったアタシと一緒なんだもんっ!」 涼月家を追い出され、マサムネ家へ移ってきたジローと紅羽。 マサムネとの生活は思い描いてた…

まよチキ!8 / あさのハジメ

まよチキ!8 / あさのハジメ / MFJ文庫 『頑張ってね、ジローくん。大丈夫。きっとあなたなら私を元に戻せるわ。少なくとも、今の私はそう信じてる。だって――』 妹から涼月はジローのことが好きなんじゃないの?と言われてからの続き。 ジローは全力でそん…

変態王子と笑わない猫。3 / さがら総

変態王子と笑わない猫。3 / さがら総 / MF文庫J 「本当に大切なものは変わりっこないんだ。そのことに気がつくまで、君は絶対に追いつけない」 横寺を音読みすると王子になると、今作読んで気づきました。 変態王子第3巻です。 小豆梓の逆襲のターンかと思…

僕は友達が少ない6 / 平坂読

僕は友達が少ない6 / 平坂読 / MF文庫J 「このあたしが気に入っている人間が、つまんないヤツなわけないじゃない」 「はがない」シリーズ6巻です。 小鷹と夜空が幼馴染であることはあっさり、夜空が周りにカミングアウトしてしまいました。 周りの反応は意…

しゅらばら! / 岸杯也

しゅらばら! / 岸杯也 / MF文庫J 「家族と違って自分が出会って選んだ相手。友達みたいにみんなで一緒じゃなく、オレだけを特別に思ってくれる人。オレにとっても世界でたった一人の特別な存在と思える人。そういう人と一緒にいるのが幸せ……なんじゃないか…

まよチキ!7 / あさのハジメ

まよチキ!7 / あさのハジメ / MF文庫J 「なんで、だよ、このままじゃ、ホ、ホントに失神する……」 「ダメ……やめてあげない。だって……私はヤミ月さんだから……」 「……全部、あなたが悪いのよ」 家が火事に会い、涼月家に臨時執事として雇われるようになった6…

神明解ろーどぐらす5 / 比嘉智康

神明解ろーどぐらす5 / 比嘉智康 / MF文庫J 「おれは千歳が好きだ。でも丹下も好きなんだ」 「おれはよ。千歳も丹下も、ついでにさきっぽも、おれの女だと思ってんだ。他の男には手を出させねえ!」 下校を題材にした学園青春ハーレムコメディ、神明解ろー…

まよチキ!(6) / あさのハジメ

まよチキ!(6) / あさのハジメ / MF文庫J 「ええ。この際だから――はっきり言いましょう」 「――私は、これからずっとあなたのことをイジめるわ」 まよチキ6巻目です。 今回はナクルにスポットを当てた話でした。 同時にナクルへのフラグが完全消失しま…

変態王子と笑わない猫。2 / さがら総

変態王子と笑わない猫。2 / さがら総 / MF文庫J 『我々は死者の縁を抱いて、生者のために生きていくのだ』 変態王子と笑わない猫。の2巻目です。 最高に面白かったです。カントクの絵も素晴らしい。 今読んでるハーレム系ライトノベルで一番好きなシリ…