ログ・ホライズン4 ゲームの終わり (下) / 橙乃ままれ

ログ・ホライズン (4) ゲームの終わり (下)

「理由なく助けたって、いいんじゃないかな。だって、俺達 <冒険者> だよな?冒険するから <冒険者> だよな。助けたい気持ちがあったら、理由なく助けても、ありじゃないかな?」

サハギンとゴブリンの襲撃を受け、撤退戦と防衛戦を繰り広げる新人達。
ゴブリン襲撃の報を受けた領主会議は一気に紛糾する。
新人達の運命は?
領主会議の行方は?
オンラインゲームの世界に閉じ込められた人達の冒険を描く『ログ・ホライズン』の第4巻です。


前回成長をみせた新人達はこの巻でも、大活躍を見せてくれました。
領主会議側ではレイネシア姫とクラスティが大活躍。
あの姫様の要請に立ち上がらなければ冒険者じゃありませんね。


クラスティの戦場での姿はまさ戦神。
戦場を駆ける姿こそが彼本来の姿なんだと思わせてくれました。

クラスティの指揮っぷりも見事でしたけど、別動部隊をまとめ上げるシロエも凄い。
1200名の組織化と編成とか、普通即興できるものじゃない。
シロエの軍師っぷりが最高だった。
そしてシロエの非凡っぷりはこれだけじゃなかった。
終盤のシーンでの新たな魔法の開発。
この出来事が後でどんな影響を及ぼしていくのか楽しみです。


そしてそんなシロエの後を追う、ミノリも凄かった。
すでに仲間全員のMP動向を5%単位で把握して、更に5〜10秒先を見据えて戦闘をコントロールしてるとか、
この速度で成長していったらシロエを超えるんじゃないかと思わせる成長っぷりでした。


次回はアキバの街を舞台にした情報戦らしく今から楽しみです。