電撃文庫

アクセル・ワールド 13 ―水際の号火― / 川原礫

「…………おかえり、カレン」 「………ただいま、ロータス」 電撃文庫2月の新刊『アクセル・ワールド』13巻です。アルゴン・アレイの乱入でピンチに陥ったところを、エレメンツの一人「アクア・カレント」さんが助っ人に来てくれたところからの続き。今回はメタト…

魔法科高校の劣等生 8 追憶編 / 佐島勤

「わたしはお兄様の妹でありながら、お兄様のことを何一つ解っていませんでした。いえ……理解しようとしませんでした」 電撃文庫12月の新刊、『魔法科高校の劣等生』の8巻。深雪がどうしてブラコンになったかわかる過去編です。 超絶ブラコンの深雪が3年前ま…

エスケヱプ・スピヰド 参 / 九岡望

『参るがいい、模造品。蜂を失ったとて、鬼虫の九番式が貴様を恐れると思うか』 電撃文庫12月の新刊『エスケヱプ・スピヰド』の3巻。鬼虫の思考を司る必要不可欠なパーツである『星鉄』を巡る話。 早くも謎の組織、黒塚部隊の隊長と隊員が姿を現す。量産型の…

なれる!SE 8 案件防衛?ハンドブック / 夏海公司

「私は見てみたいんです。今のハードワークを乗り越えた先に何があるのか。自分がどんな人間になれるのか」 電撃文庫12月の新刊「なれる!SE」8巻『案件防衛?ハンドブック』です。今回のテーマは『案件防衛』。 今やってる仕事を他社から取られないように、…

なれる!SE 7 目からウロコの?客先常駐術 / 夏海公司

「いいですか桜坂さん、私たちはプロです。プロとは能力・作業に対し正当な対価を要求するものです。費用対効果や人間性を無視された挙げ句、言われるがまま扱き使われるなんてまっぴらです」 「なれる!SE」7巻『目からウロコの?客先常駐術』です。今回の…

ソードアート・オンライン 11 アリシゼーション・ターニング / 川原礫

「たとえ法で禁じられていなくても、してはいけないことは存在するし、また逆に、法で禁じられていたとしても、しなきゃいけないことだってあるかもしれない」 電撃文庫12月の新刊「ソードアート・オンライン」11巻『アリシゼーション・ターニング』です。物…

野崎まど劇場 / 野崎まど

「もっと真面目に考えて下さい」 電撃文庫11月の新刊から『野崎まど劇場』です。電撃文庫MAGAZINEで連載してたのである程度は読んでいたのですが、改めて一気に読んでみるとこれまたシュールな短篇集だったと再実感。 メディアワークス文庫の物語とはノリが…

トカゲの王 4 ― インビジブル・ライト ― / 入間人間

「…責任は、己の内側にしかないから」 電撃文庫11月の新刊『トカゲの王』4巻です。どんな展開になるか予想ができないところがいいですね。 シラサギさんとトカゲの絡みも面白かったけど、バーサーカーの彼女もまた酷い運命を歩まされてます。追ってくる殺し…

天鏡のアルデラミン 2 / 宇野朴人

「では逆に、きさまの面目が潰れるのはどのような場合なのだ」 「ああ、うーん、それは――」 「――言いたい時に言うべきことを全部言えず、守りたい時に守るべきものをきちんと守りきれなかった。そんな場合じゃないかな」 北に配属された騎士団の面々。楽な地…

ソードアート・オンライン プログレッシブ / 川原礫

「元ベータテスター、だって? ……俺を、あんな素人連中と一緒にしないでもらいたいな」 電撃文庫10月の新刊、「ソードアート・オンライン プログレッシブ」です。1巻でさらりとクリアされてしまった、アインクラッド編。 あらためて1層から順番に攻略してい…

雪の翼のフリージア / 松山剛

「たとえ、この国が買えるほどの大金であろうと……っ!」 「私という人間の誇りは、決して買うことができないのよ!」 「雨の日のアイリス」の著者が贈る最新作『雪の翼のフリージア』です。翼を損傷した少女が義翼をつけて、再び飛翔するというお話。読者に…

魔法科高校の劣等生 7 横浜騒乱編 下 / 佐島勤

(電撃文庫)" title="魔法科高校の劣等生(7) 横浜騒乱編 (電撃文庫)" class="asin"> 「悔しいという気持ちを持ち続けることができるのであれば、きっといつか、成し遂げることができると思いますよ 電撃文庫9月の新刊「魔法科高校の劣等生」7巻『横浜騒乱編 …

楽聖少女 2 / 杉井光

「ここまで言ってわからないのかい、きみに芸術家ゲーテの魂が欠片でも残っていればあり得ないんだよ、満たされるなんて!」 電撃文庫9月の新刊、『楽聖少女』の2巻です。ユキと脇役との会話が相変わらずおもしろい。 陛下とのやりとりなんて完全に漫才。 ロ…

僕と彼女のゲーム戦争 4 / 師走トオル

「それでもなにか言いたいことがあるのなら、言葉ではなくレバーで語なさい」 電撃文庫9月の新刊、『僕と彼女のゲーム戦争』の4巻です。今回は格ゲー「ストリートファイター4 アーケードエディション」のみ。作中でも触れてますが、初心者が上級者にまず勝て…

クロクロクロック 1/6 / 入間人間

「新しくなるから正解、ってわけじゃないわ」 6丁の拳銃をキーアイテムとした6人の視点で描かれる群像劇。 入間先生の新シリーズ、『クロクロクロック 1/6』です。みーまシリーズで初登場し、メディアワークス文庫でスピンオフとして描かれた探偵花咲太郎こ…

ブラック・ブレット 4 復讐するは我にあり / 神崎紫電

「俺がこの腐った世界でまだ生きていたいと思うのは――お前がいるからだよ、延珠」 予想よりも早く崩壊したモノリス。 東京エリアの命運を賭けたガストレアとの戦いが今始まる。電撃文庫8月の新刊『ブラック・ブレット』4巻です。ガストレアとの戦争とだけあ…

アクセル・ワールド 12 ―赤の紋章― / 川原礫

「ただ、信じる気持ちがあれば……それで世界は変わりますわ。わたくしはそれを、このお二人に教わった……」 電撃文庫8月の新刊『アクセル・ワールド』12巻です。ウルフ・サーベラス戦の続き、無制限フィールドで出会ったアバターの話、初代赤の王のアビリティ…

スクリューマン&フェアリーロリポップス / 物草純平

「だってそうでしょ?ほんとに自分のやりたいことをしてるなら、もっと楽しそうにしなきゃ。例えそれがなんの生産性もない無意味な復讐でも、嬉々として実行できなければ嘘だよ」 電撃文庫7月の新刊『スクリューマン&フェアリーロリポップス』です。ボーイミ…

私とあなたの青春革命。 / 広沢サカキ

「私と青春革命、はじめましょう?」 アイドル科と普通科の交流を取り締まる生徒会を相手に孤軍奮闘する麒麟堂奏子。 入学早々、彼女に目をつけられた天道優馬はなんの因果か彼女と一緒に青春革命をするはめになるのであった。アイドライジングの広沢先生が…

ミニッツ 2 神の幸運、天使の不運 / 乙野四方字

「目に見えたものは、誰かが見せたがってるものだと思え」 「目に見えたものは、単なる事実だ。目に見えないものの方が、真実に近い」 生徒会選挙に見事に落選した、相上櫻。 当選したのは先月転校してきたばかりの生徒。 琴宮遙の全ポイントは確かに自分に…

魔法科高校の劣等生 6 横浜騒乱編 上 / 佐島勤

「何ボウッと見てるの! 追いかけなさい、吉田君!」 電撃文庫7月の新刊「魔法科高校の劣等生」6巻『横浜騒乱編 上』です。今回はWeb版からかなり加筆修正が入ってました。 記憶の辿ると確か、この時点では特殊工作部隊の方々が暗躍してる描写はなかったはず…

マグダラで眠れ / 支倉凍砂

「俺とお前のマグダラは、同じ場所にあると思うんだがな」 騎士団お抱えの錬金術師のクースラは、炉に聖者の骨をくべた罪で投獄されていた。 二週間後、謎の死を遂げた錬金術師トーマスの研究を引き継ぐ任務と引換に釈放される。 街につき工房に出向くいた彼…

ソードアート・オンライン 10 アリシゼーション・ランニング / 川原礫

「恐らく、永遠に赦しを得られる日は来ないのかもしれません。だとしても、わたしたちは、自分の罪と向き合い続けていかなければならないんです」 電撃文庫の7月の新刊「ソードアート・オンライン」10巻『アリシゼーション・ランニング』。 アンダーワールド…

さよならピアノソナタ / 杉井光

「……ひとりでいるからだよ。音楽って、それじゃだめになる」 杉井先生が送る、音楽青春物『さよならピアノソナタ』です。先日出た「楽聖少女」から遡って読んでみましたけど、面白かった。 心からの願いの百貨店で出会いをきっかけに、変わっていく二人がと…

はたらく魔王さま!5 / 和ヶ原聡司

「『自分の言うことを聞かない奴はぶっ殺しちゃえなんて言う神』が神でないのだとしたら、それはなんだ?」 電撃文庫の6月の新刊から『はたらく魔王さま!』5巻です。壊れた壁の修理だけかと思ったら、地デジ対応化まで住んでいた魔王城ことヴィラ・ローザ笹…

トカゲの王 3 ― 復讐のパーソナリティ (下) ― / 入間人間

「全部見られたとしても、どれが大事かまでは、分かりませんよ」 電撃文庫6月の新刊から『トカゲの王』3巻です。巣鴨を発見したナメクジさんが発狂して暴れた後のお話。とかげくん、この先どうするんだろう。 悪運の強さで逆境は凌げるけど、基本的にハッタ…

天鏡のアルデラミン / 宇野朴人

「……ヤトリ。イクタ・ソロークとは、結局、どのような男なのだ……?」 「ひねくれた男です。……けれど殿下、真っ直ぐな棒だけでは家も建ちませんから」 高等士官試験会場に向かう舟が沈没したのが全ての始まりだった。 軍人にだけはなるつもりがなかったイクタ…

ゴールデンタイム 外伝 二次元くんスペシャル / 竹内ゆゆこ

「……もしも、むかついちゃったなら……傷ついちゃったなら、まだ、終わってないんじゃないの」 電撃文庫6月の新刊から『ゴールデンタイム 外伝 二次元くんスペシャル』です。二次元に生きると宣言した彼が、中学卒業を気に疎遠になった幼馴染の後輩との再会を…

ストライク・ザ・ブラッド 蒼き魔女の迷宮 4 / 三雲岳斗

「じゃあ、たとえば、もしボクが人間でなくなったとしても、そんなふうに言ってくれるのかな」 電撃文庫6月の新刊から『ストライク・ザ・ブラッド』の4巻、蒼き魔女の迷宮です。いつものようにヒロインを吸血して眷獣を目覚めさせて解決という流れかと思った…

エスケヱプ・スピヰド 2 / 九岡望

「意味があるとかないとか、そんなの誰が決めるんですか」 尽天から旅立ち、東京に辿り着いた叶葉と九曜は自らを第三皇女と名乗る少女、鴇子(ときこ)と出会う。 命を狙われていると彼女の言葉を疑問を持ちつ九曜だが、叶葉は彼女を受けいれる。一部記憶が…