変態王子と笑わない猫。 4 / さがら総
「……小豆さんとなにをしたとしても――過去はわたしのものです。わたしが一番、付き合いが長いのですから」
変態王子と笑わない猫。最新刊です。
今回は5つの短編で構成されていました。
1章は月子との本当の出会いの話。
2章は2巻で小豆梓が沖縄にいた間の話。
3章はエミとの出会いの話。
4章は鋼鉄さんと副部長の話。
5章が3巻からの続きで梓と遊園地にデートする話。
やっぱり今回の短編を読むと、横寺は記憶を封印でもされているんですかね…。
月子とのエピソードに関しては、お面をしていたのとニブいからでいいとして、問題はエミとのエピソード。
あれだけ強烈なエピソードがあれば覚えていて当然だと思う。
次の巻でそのあたりのことは説明されるんだろうか…。
5章のラストで梓に嫉妬していた月子は可愛かったん。
だけど彼女の姿が過去に固執している感じが若干してちょっと不安。
メインヒロインだから大丈夫だとは思うけど…。
修羅場のまま終わってしまったので5巻が待ちどおしいです。