2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

山がわたしを呼んでいる! / 浅葉なつ

「呼ばれた?」 「ふっと登ってみたくなったり、今まで縁がなかったのに急に登ることになったり、そんなふうにして白甲ヶ山に来る人たちのことを、ここではよく『呼ばれた』って表現するんだ」 「呼ばれたことには必ず意味があるから、それを探してみるのも…

ログ・ホライズン3 ゲームの終わり (上) / 橙乃ままれ

「ボクらなんでこんなに弱いんだっ」 「…」 「ボクは24レベルになった。敵のレベルは17から21というところだ。それでいて、なんでこんなにも苦戦するんだ、これはおかしいじゃないか?」 「…」 「修行を繰り返すしか……ないのか……」 に届いた一通の書状。 そ…

超特急便ガール!! / 美奈川護

「少し、迂回路を走ってただけです」 「馬鹿野郎。配達員に、寄り道はご法度だ」 大手企業を自主退職し、バイク便会社ユーサービスに転職した吉原陶子。 目覚めてしまった特殊能力に振り回されながらも、転職して早一ヶ月が過ぎた頃、 自転車便担当の新人が…

ノーブルチルドレンの告別 / 綾崎隼

「当たり前の毎日は、当たり前なんかじゃなかったんだね。普通の毎日が、それだけで幸せだったんだって、あたしはやっと気付けたよ」 麗羅を訪ねてくる元同級生の少女。 ここから全ての未来が捻じ曲がり始めた。 麗羅の過去が暴かれ、復讐劇の幕が上がる。 …

"夕顔" ヒカルが地球にいたころ……2 / 野村美月

「恋ってなんなんだろうね」 成仏させたはずの幽霊ヒカルに未だに付き纏われる是光。 話を聞けばまだまだ心残りな女の子がいるとのこと。 次の内気な引きこもりの少女、夕雨。 最初は乗り気ではなかった是光も夕雨に会うにつれ徐々に惹かれていくのであった…

パーフェクトフレンド / 野崎まど

「友達のいる人生はとても豊かだ」 主人公のさなかは不登校児童。 そんな彼女は小学四年生にしてすでに大学卒業の資格を得ている超・早熟天才少女であった。 学校で学ぶものなど何もないと考えていた彼女は担任から頼まれてやってきた理桜達と出会う。 4年連…

のうりん / 白鳥士郎

「農業はね、楽しいよ。でも、楽しいからこそ、悲しかったりつらかったりすることも大きくなる。そんな大きな悲しみに耐えるには……やっぱり覚悟がいるんだ」 岐阜にある農業高校に、ある日突然転入生がやってくる。 それは憧れの『超人気アイドル草壁ゆか』…

特異領域の特異点 真理へ迫る七秒間 / 範乃秋晴

「やあ。来たね、若き科学者の諸君。ところで――」 「この世の真理を知りたくはないかい?」 『特異領域の特異点(シングラリティ・オブ・ドメイン)』が発生後、世界のありかたが変わってしまった近未来。 物理法則が書き換えることができる特異領域理論を学ぶ…

ソードアート・オンライン8 アーリー・アンド・レイト / 川原礫

ソード・アート・オンライン第8巻です。 今回は3編からなる短編集です。 圏内事件 キリトとアスナの目の前でプレイヤーが死んだ。 それは起きるはずない安全圏内での出来事であった。 新しいPK技だとすると、大変な事態になると考えたキリトとアスナは調査に…

魔法科高校の劣等生 (2) 入学編〈下〉 / 佐島勤

「結局、誰よりも貴女のことを差別していたのは、貴方自身です。 誰よりも貴女のことを劣等生と、『雑草』と蔑んでいたのは、貴方自身です」 風紀委員として騒動を鎮圧後、助けた紗耶香から二科生の待遇を改善する有志同盟に入らないかと誘われる達也。 教育…

レトロゲームマスター渋沢 / 周防ツカサ

「――何も知らないくせに勝手なことばかり言わないでください! レトロゲームは、このゲーム機はガラクタなんかじゃありません!」 放課後の旧宿直室。そこでは二人の人物がいた。 品行方正の学園の優等生である委員長の早坂ちひろと、不良生徒の渋沢である。…

ゴールデンタイム3 仮面舞踏会 / 竹内ゆゆこ

「あの頃に、帰りたいですか。あの場所に。あの頃の俺がいたところに、帰れるなら帰りたいって思ってますか」 晴れてカップルになった、多田万里と加賀香子の二人。 幸せいっぱいのはずの万里であったが、その反面、リンダとは気まずい関係になっていて一方…