電撃文庫
「地下貧民街をいつかこの目で見たい、とも思っていたの。ブレインリーダーの記憶だけじゃなくて、この街の温度を、匂いを、感触を、確かめてみたいって」 電撃文庫5月の新刊、『ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー』の2巻です。前回、見事に共鳴を果…
きみだって同じだろう、きみだって芸術家だろう？ メフィストフェレスと契約によりゲーテに転生させられた主人公のユキは、 ゲーテの盟友であるシラーと共に訪れた温泉街カールスバートの街で、ひとりの少女と出会う。 まだ生まれていない曲、ベートーヴェン…
「ら、ライバルとか敵とか……それ以前に私たちは友達じゃないですか？」 電撃文庫5月の新刊、『レトロゲームマスター渋沢』の3巻です。委員長が楽しくゲームやってる姿に相変わらず癒される。 ネットワーク上で対戦が出来るようになった最近では、こんな感じ…
「何かを成し遂げるには、周りの協力が必要なんだ……。そのためには人の話をよく聞き、謙虚にならなければならない……。そして力になってくれる人を大切にするんだ……。そう、人を信じるんだよ……」 幹部候補生となって天子峰から与えられた初仕事は「大統領選挙…
「う、うん。約束するよ。一緒に行こう、世界大会に」 ようやく4人揃った現代遊戯部はついにJGBCチーム戦に参戦する。 そしてその会場で岸嶺は幼馴染に再会するのであった。電撃文庫5月の新刊、『僕と彼女のゲーム戦争』の3巻です。伏線が貼られていた幼馴染…
「こんなこと言ったらね、不謹慎かもしれないけど、私、いま幸せすぎて怖いの」 電撃文庫5月の新刊、『ブラック・ブレット』の3巻です。 東京エリアを守護しているモノリスが崩壊し、第三次関東会戦が始まるまでのお話でした。延珠とティナのふたりの可愛さ…
「もう遅い。間違っていてもお前たちはゲームを続けるしかない」 「極限ゲームサークル」の最後のゲームとして、無人島を舞台に始められたゲーム『ブリッツ』。 参加者の中で最も脱出ゲームが得意とされる沖田は、誰よりも早く脱出を目指すべく行動を開始す…
つまり、目下、俺ルート順調にばく進中！ 電撃文庫5月の新刊、『乙女ゲーの攻略対象になりました…。』の2巻です。騎士試験なるものを受けるはめになる主人公こと武尊湊。 良かれと思った行動のほとんどが裏目に出る展開が相変わらず面白い。世界の強制力も強…
「竜ヶ嶺。おまえが言ったんだぜ？俺のAはエースのAだ、って。そのお前が、俺を信じないのか？」 電撃文庫4月の新刊、『魔王なあの娘と村人A』の3巻です。今回は、前回の後半に出てきた、「ロボット」の個性を持つ子の不登校問題を解決する話でした。ロボ娘…
（俺は、この能力を利用して誰よりも高みへと上り詰める） 一年生で生徒会長に当選するという野望をもつ相上櫻には、一分間だけ相手の心を読める力があった。この力を利用し、自身の評判をあげていく櫻の前に、ひとりの生徒が立ち塞がる。生徒会副会長、琴宮…
電撃文庫4月の新刊、『魔法科高校の劣等生』の5巻です。短篇集で他の登場人物たちにもスポットが当たっていたはずなのに、一番記憶に残ったのは司波兄妹のイチャつきっぷり。普段よりもイチャついてるシーンが多かった気がする。ここぞとばかりに兄に甘える…
「原点に立ち返れ、クロウ。強い力は、それに見合うだけの深い傷から生まれる。――貴様はもう、そのことを知っているはずだ。」 ISSキット本体を守護するメタトロン攻略のため、光線技に対して絶対の耐性を持つアビリティの『理論鏡面』の取得を命じられたシ…
「多田くんこそ、嵐だよ……嵐のように私の心をかき乱す」 電撃文庫3月の新刊、『ゴールデンタイム』の4巻です。失ったはずのリンダへの想いが再び蘇り戸惑う万里。 香子という存在を前に、リンダへの気持ちを押し殺すことを決めた万里。 それでも、リンダを目…
「いい加減に頭にきたぜ。叶瀬を助けて、おまえらのくだらねえ計画をぶっ潰してやるよ！ここから先は、第四始祖の戦争だ！」 「――いいえ、先輩。わたしたちの、です。」 電撃文庫の2月の新刊『ストライク・ザ・ブラッド』の3巻です。ヒロインが更に追加され…
「私、いつだって『真奥さんが全面的に何かを任せられる人間』でいたいですから」 魔王の勤務先であるマグロナルドが改装に伴う一時閉店することになるのと同時に、アパートも壁の修復のために追い出されることになり、一時的に路頭に迷う事になった魔王さま…
「……僕は確かに凡人だけど、凡人にできる限りの無理なら、したいと思ったんです」 10年前のマッドサイエンティストによって引き起こされたシックスデイ事件。 事件のせいで人生を狂わされた6人（ゼクス）たちの心の葛藤を描いた物語。電撃文庫の2月の新刊『6…
電撃文庫の2月の新刊『なれる！SE』の6巻です。 バラエティにとんだ短篇集でした。どの話も面白かったのですが、橋本課長が出てくる『心に残る？３分間スピーチ』が特に良かった。彼女の新たな一面が垣間見れて癒された。ここから先は各エピソードごとの感想…
「でも分かったんだ。未来を選ぶということは必ずしも楽な道を選ぶことじゃない。結局どんな道を選んでも、いつかは障害が立ちはだかる。すごろくみたいに簡単に進む未来なんてない。だからその選択を、誇れるようになるには、その決断の先にある未来を、最…
「誰も消えて欲しくないんです。皆にも忘れて欲しくないんです。そういう噂を伝えようとした人が居たって、伝えられて生まれたものがあったんだって、色んな人に知って欲しいんです。だから、俺はできる範囲で、伝鬼達の力になりたいと思います」 その道の教…
「そうだ。おれたちは、勇者には勝てない」 第18回電撃小説大賞、銀賞作品『勇者には勝てない』です。 流行りの勇者と魔王の転生ものですが、他の物語と違うのは主人公達が魔王の元部下という点。 ヒロインは前世の記憶を忘れた元勇者で、彼女が勇者であった…
「……大切な人を忘れてしまったり、恨まずにはいられないことは哀しいことです」 電撃文庫の2月の新刊『カミオロシ』の2巻です。今回は人形供養に関する話。 元クラスメイトから持ちかけられた相談を発端に事件は思わぬ方向へ。 1巻よりも死ぬ人の数は少ない…
「お前は俺を勝たせるためだけに戦え！ その結果に生じるすべての責任は俺が取る！」 第18回電撃小説大賞、銀賞作品『ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー』です。 少年と少女のペアによる異能タッグバトル物で、なかなか熱い物語でした。ウィザード&ウ…
「いま……今、解ったよ。僕はずっと、君を待っていたんだ、キリト。この森で六年間、君がやってきてくれるのをずっと待ってた……」 「――――ああ」 「……俺もきっと、お前に会うために、この森で目覚めたんだ、ユージオ」 電撃文庫の2月の新刊『ソードアート・オ…
「…………生きて、る？」 「そうだ。君は死なぬ。小生が護るからだ」 暴走した戦闘兵器に追われていた少女、叶葉が出会ったのは、20年間修復のために眠りについていた戦闘兵器の少年だった。 最強の戦闘兵器『鬼虫九番式《蜂》・金翅の九曜』目覚めた彼に残され…
「素直になりなよ、21号。勝ちたいんだったら、勝とうとすればいい。したいようにすればいいんだ。だって君は悪の組織の戦闘員だろう？」 1月の電撃文庫の新刊から『VS!!―正義の味方を倒すには』です。ヒーロー物に出てくる悪の組織の下っ端戦闘員にスポット…
「もしかして……私」 「うん」 「…………私」 「……げ、ゲーム……下手ですか？」 1月の電撃文庫から『レトロゲームマスター渋沢』の2巻です。 委員長が相変わらず可愛かった。今回は1巻よりもラブコメ度がアップしている内容で面白かった。委員長はレトローゲーム…
「たとえばの話さ……」 「ここが、宮河が主人公の、ゲームの中だったらどうする？」 ここって、妹がやってた乙女ゲーの世界？ 確かその乙女ゲーでは俺のシナリオでは俺が死亡するバットエンドが多いとか…。 このまま俺ルートへ入るとまずい。 なんとしても、…
「ねえ、透、どうしてあなたは、私を裏切らないのですか……？」 母の残した借金を肩代わりしてくれたのは、同級生のお嬢様、家宝さん。 彼女に人生を救ってもらった主人公は恩返しをさせてくれと彼女の下僕に成ることを宣言する。 彼女はそんな彼の態度を信用…
「物事を正しいとか、間違っているという物差しで判断しているかいけないのよ」 「じゃああんたの物差しは、なんだ？」 「許せるか、許せないか」 電撃文庫1月の新刊から『トカゲの王』の2巻です。右眼を失ったトカゲ、右腕を失ったナメクジ、第三者と視点を…
「好きな人を助けることすら許されないなんて……残酷すぎるじゃないですか……」 宮本と月島に比べて『大食い』しか特技がないことを長瀬に突っ込まれ、自分にさえ隠していた特技『ナンパ』を披露することになった黒木。 そんな黒木が声を掛けた女性はガラの悪…
