僕と彼女のゲーム戦争 3 / 師走トオル

僕と彼女のゲーム戦争 (3) (電撃文庫)

「う、うん。約束するよ。一緒に行こう、世界大会に」

ようやく4人揃った現代遊戯部はついにJGBCチーム戦に参戦する。
そしてその会場で岸嶺は幼馴染に再会するのであった。

電撃文庫5月の新刊、『僕と彼女のゲーム戦争』の3巻です。

伏線が貼られていた幼馴染がついに登場。
セガ信者とかまた濃いメンツが来たものだ。

幼馴染だけあって主人公の岸嶺狙いですが、杉鹿も負けじと岸嶺に迫る。
そしてひとり蚊帳の外の天童部長。どうしてこうなった。

まだゲームを初めて数ヶ月だというのにここまで腕を上げた岸嶺すごい。
特に土壇場での集中力は驚異的。
あの能力に<魂転生(ソウル・トランス)>とか名前がつくとは誰が想像できたんだろう。

今回登場したゲームは「ガーディアンヒーローズ」、「ファミリーフィッシング」、「エースコンバット アサルト・ホライゾン」の3本。
FPS以外のジャンルがようやく、取り上げられてよかった。
これを機に様々なジャンルの対戦ゲーもどんどん取り上げていって欲しい。

ゲームの描写は相変わらずしっかりしていて、魅力がよく伝わってきた。
やったことのないゲームでも検索すれば動画が見れるし、いい時代になったと思う。

次回は格ゲーみたいですが、パズルゲームとかもそのうち取り上げられたりしないかな。