ブラック・ブレット 3 炎による世界の破滅 / 神崎紫電
「こんなこと言ったらね、不謹慎かもしれないけど、私、いま幸せすぎて怖いの」
電撃文庫5月の新刊、『ブラック・ブレット』の3巻です。
東京エリアを守護しているモノリスが崩壊し、第三次関東会戦が始まるまでのお話でした。
延珠とティナのふたりの可愛さに癒される一方、「呪われた子供たち」への風当たりの悪さに心が苦しくなった。
序盤がコメディ展開だっただけに、後半の重い展開が衝撃的すぎて凹んだ。
この落差は胸に来る。人はここまで醜くなれるものなのか。
蓮太郎の理想はかっこよく惹かれるものがあるが、それでもどうしもようのない場合があるという厳しさを目の当たりにした。
次巻はいよいよ開戦。
チームを組んだ蓮太郎たちの活躍を期待したいけど、この展開だと不安にならざる得ない。
侵食率ギリギリの延珠に、ハンデがある木更さんとティナのコンビ。
死なないで欲しい。
次の巻が待ちきれない。