はたらく魔王さま!4 / 和ヶ原聡司
「私、いつだって『真奥さんが全面的に何かを任せられる人間』でいたいですから」
魔王の勤務先であるマグロナルドが改装に伴う一時閉店することになるのと同時に、アパートも壁の修復のために追い出されることになり、一時的に路頭に迷う事になった魔王さまご一行。
そんな彼等のもとに、大家さんから海の家にバイトを紹介されたが、当然の如くついてくる勇者さまご一行。
海の家を舞台に魔王と勇者の共同戦線が始まる?
文句いいつつもしっかりと、真奥たちと協力するエミリアは相変わらず微笑ましい。
彼女もなんだかんだで変わっていってますね。
ちーちゃんも巻が進むごとに魅力が増していてイイ感じです。
特に筆頭悪魔大元帥になる宣言は唸った。
将来が本当楽しみな子です。
大家の親戚が初登場しましたが、彼女たちが何者なのか、ますます謎が深まるばかり。
こちら側の世界の神か、なにかなんですかね。
終盤にエンテ・イスラから刺客がやってくるのはもはや様式美ですが、マンネリ気味なので、次はもう少し変化が欲しいです。エンテ・イスラで、いざこざが起こりつつあるのはわかるけど、いまいち何が起きてるのか掴みづらく、もどかしい。
個人的には魔王と勇者の日常の方が好きだなと再認識です。
芦屋が個人的に挨拶しにいった人物が誰なのか気になるし、そろそろ各キャラにスポットをあてた短編が読んでみたいところ。