まよチキ!8 / あさのハジメ
『頑張ってね、ジローくん。大丈夫。きっとあなたなら私を元に戻せるわ。少なくとも、今の私はそう信じてる。だって――』
妹から涼月はジローのことが好きなんじゃないの?と言われてからの続き。
ジローは全力でそんなことはありえないと否定。
もうこの時点で涼月エンド完全消滅。
全て涼月さんの手のひらの上で踊らされてた展開。
わかっていたとはいえ、この展開はやっぱり寂しいな。
完全にフラグが折れた後の涼月さんの寂しげな表情のイラストが儚すぎる。
次の犠牲者はマサムネさん。
親友フラグがバリバリに立ってるのでなんかむなしい。
そろそろ物語も終わりそうですがスバルとの関係は一進一退のまま。
もう少し変化が欲しいところです。
変態王子と笑わない猫。3 / さがら総
変態王子と笑わない猫。3 / さがら総 / MF文庫J
「本当に大切なものは変わりっこないんだ。そのことに気がつくまで、君は絶対に追いつけない」
横寺を音読みすると王子になると、今作読んで気づきました。
変態王子第3巻です。
小豆梓の逆襲のターンかと思ったら、そうでもなかったです。
謎の少女『エミ』が今回のメインです。
月子とつくしはそれなりに出てきましたけど、小豆の出番は少なめでした。
中盤の地の文に、「逆襲のヒロインに内定していたのにボツになった」みたいな
メタ発言まで出てたので、このまま終わるのかと思ってたいたら、
終盤に予想外の展開になり衝撃を受けました。
以下ネタバレ注意
続きを読む僕は友達が少ない6 / 平坂読
「このあたしが気に入っている人間が、つまんないヤツなわけないじゃない」
「はがない」シリーズ6巻です。
小鷹と夜空が幼馴染であることはあっさり、夜空が周りにカミングアウトしてしまいました。
周りの反応は意外にも、あっさりしたものでした。
今の流行だと幼馴染設定って負けフラグみたいですし、
夜空自身もそれが有利であるとは思ってないのかもしれません。
今回の話、以下のイベントで構成されています。
・メイド喫茶シミューレション
・占い
・小鳩プレゼント購入デート
・小鳩誕生日会
誰も居なくなった後でこっそりとメイド服に着替える「夜空」が可愛かった。
小鳩プレゼント購入を口実にデートの約束を取り付けようと、メールしてくる各ヒロイン達。
メールの書きっぷりはそれぞれ「らしさ」が出て良かったです。
ケイトの話によると、小鷹は着実に外堀を埋められるつつありますね。
それでも、小鷹があの調子じゃ恋愛方面はなかなか進展しません。
今回も星奈との買い物のシーン、途中まで雰囲気は良かったけど、
圧力鍋に目の色変えてしまった小鷹さん…。
どうしてそうなる。
学園祭の話は次巻かな?
隣人部で何かやるのか、それとも小鷹ガールズとのデート展開になるのか。
次巻はちょっとくらいは恋愛方面も進展し欲しいな。
しゅらばら! / 岸杯也
しゅらばら! / 岸杯也 / MF文庫J
「家族と違って自分が出会って選んだ相手。友達みたいにみんなで一緒じゃなく、オレだけを特別に思ってくれる人。オレにとっても世界でたった一人の特別な存在と思える人。そういう人と一緒にいるのが幸せ……なんじゃないかな」
女の子から嫌われたくない!
主人公の一大は本心を隠して頼みごとを笑顔で引き受けるようにしてきた結果、
女の子からは『友達』として信頼されたけど、彼女がいない状況であった。
気がついたらみんなの『いい人』『お友達』。
そんなある日、一人の女の子の相談が終わった後
別の同級生の女の子から、私の彼氏になってくださいとお願いされる。
ノータイムで「もちろんっ!」と答えるものの、どうもハメられたらしく、
引き受けた内容は普通の彼氏ではなく「偽」の彼氏であった。
その後もバイト先の女の子や幼馴染からも、「偽」の彼氏を引き受けてくれと言われ
人のいい(おひとよし)の一大は全て引き受けるのであった…。
あらすじに惹かれて購入しました。
1巻だからか、デートのダブルブッキング程度で、まだ本格的な修羅場展開にはなってなかったです。
彼女たちの為に真面目に紳士的に偽の彼氏役を実行する一大は本当凄い。
だからこそ、3人のヒロインは「偽」の彼氏役を依頼したのですけど、
「偽」とは言いつつ、このままいくと3人のヒロインとも本命に昇格しそう。
展開次第では本当に修羅場になりそうで、今から楽しみです。
1巻の内容ですと、同級生の早少女が一歩リードといったところなんですけど、
女の子3人が親友同士なので最終的にはハーレムエンドもありえる?
続巻が楽しみです。
神明解ろーどぐらす5 / 比嘉智康
「おれは千歳が好きだ。でも丹下も好きなんだ」
「おれはよ。千歳も丹下も、ついでにさきっぽも、おれの女だと思ってんだ。他の男には手を出させねえ!」
下校を題材にした学園青春ハーレムコメディ、神明解ろーどぐらすの最終巻です。
ハーレム宣言した十勝こと勝ち越しさん
留萌を襲った、通り魔の犯人も登場し、物語は一気にクライマックスに!
勝ち越し△
この一言に尽きる。
周りから何を言われても、どう思われてもいいと思って自分の信念を貫く姿勢はカッコ良すぎる。
通り魔事件解決後にそりゃファンも増えるって。
身体を張ってまで自分のことを守ってくれる男に惚れない女の子はいない!
千歳は結構酷いことされてる割にはあんまり報われてなくて可哀想だった。
十勝に嘘ついてまで四つ葉のクローバー探しに良く姿は健気だ。
ヒロインの中で唯一、自分からキスしてないし。
付き合ってる振りをして、まりもを邪険にするところはほのぼのしました。
にしても、お土産に肉ってどうなんですか。
丹下は最初の頃に比べて随分と印象変わった。
彼女視点で話が進むシーンがあるからかな。
今作ではセカンドでもいい発言にやられた。
健気すぎて応援したくなる。
今まで、千歳派だったけど、この最終巻で留萌と丹下にかなり傾いた。
誤解が解けて千歳との仲が元通りになって本当に良かった。
さっきぽも十勝のこと好きだったんだなぁ。
最後の最後まで気付かなかった。
でも一番の不遇は彼女かもしれない。
留萌は最終巻でメインヒロインに格上げされた感じですね。
一番最初に出会ってたのが留萌とか。
丹下の本当のライバルは千歳じゃなくて留萌ですね。
キスも2回してるし。
個人的にハーレムエンドは嫌いな方だと自覚してたんですけど
ろーどぐらすだけは例外みたいです。
留萌も含めた5人での下校話が読みたいと思ったのは私だけじゃないはず。
最後のエピローグを含めてこれから5人がどうなっていくのか、
もう1冊が続きが読みたくなる最後でした。
比嘉さん素晴らしい物語、ありがとうございました。
次回作も楽しみにしています。