クロクロクロック 1/6 / 入間人間

クロクロクロック 1/6 (電撃文庫)

「新しくなるから正解、ってわけじゃないわ」

6丁の拳銃をキーアイテムとした6人の視点で描かれる群像劇。
入間先生の新シリーズ、『クロクロクロック 1/6』です。

みーまシリーズで初登場し、メディアワークス文庫でスピンオフとして描かれた探偵花咲太郎こと、通称ルイージを含む6人の視点で物語は進んでいきます。

今回はいつも以上にクロスオーバーが多くてニヤリとした。
ルイージはまた別の殺し屋からいきなり、友達になれそうだとか言われてて笑ってしまった。

クロスオーバーの中には一部思い出せない人物がいたのがくやしかった。
入間作品の相関図が欲しいですね。
丹羽さんは真の親戚かなにかなのだろうか…。

クロスオーバー以外にも、思わぬところでいろいろなキャラが繋がっていたりしていて面白かった。
世間が狭すぎる気がしないでもない。

本作は6日間ある中の1日目ということで、まだまだ物語は始まったばかり。
それでも中盤に大きな動きはあり、これからどんな展開になっていくか予想がつかず続きが気になる。