0能者ミナト 4 / 葉山透

0能者ミナト〈4〉 (メディアワークス文庫)

「俺が憑き物落しをやる」

メディアワークス文庫7月の新刊『0能者ミナト』の4巻です。

今度の舞台は、船幽霊が出るという豪華客船。
依頼そっちのけで、豪華客船を満喫するミナト達。

特にミナトに至っては、カジノで換金できないとしり暴れ、シガーバーではボヤ騒ぎを起こしたあげく
酒に酔って全て忘れてるとか流石です。

そんなミナトも怪異現象が始まってからは別人のように真面目に対応しだす。
しかもただの解決するだけなく、乗客乗務員を含めた精神的なケアを考えて憑き物落としとか、
ミナトってこんなに聖人キャラだっけ?

まぁこのギャップがいいですね。
一見不可思議な現象も科学的に説明がつくだけで、気の持ちようが変わるのはわかる。
ミナトの憑き物落とし、実に見事でした。

閑話はタイトル通り確かに『叫』という名前のとおりだった。
胸の谷間がることに驚く理彩子さんには笑った。

理彩子さん面白すぎる。
ミナトが弄るのものわかるなぁ。