龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 3 / 鳳乃一真

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金3 (ファミ通文庫)

「だって自分が決めたことも守れなかったら、私が私である意味なんてないじゃん」

ファミ通文庫7月の新刊『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』の3巻です。

冒険部二代目部長の戦場緋夜よりも先に、遺跡クリアを目指すために冒険部が奮闘する話。

今回は遺跡内部の仕掛けがほとんどが解かれていてガッカリ。
でも、遺跡発見までの謎解きは面白かったです。
個人的にはバトルシーンよりも探索パートの比重をもう少し増やして欲しいな。

戦場さんは唯我部長が警戒する相手だけあって強いですね。
体術+七々々コレクションの組み合わせは相当やっかいで、苦戦を強いられる冒険部の面々。
今までもバトルではボコボコにやられてた重護でしたが、今回もフルボッコに。

まぁあれは手を引くと言った相手を挑発した重護が悪い。
彼の熱いところは好きだけど、今回はそれが仇になった。
これを機に学習して欲しいけど、あの熱さは無くさないで欲しいな。
七々々ちゃんとの約束をしっかり守る重護は素敵でした。

ピンチを救った天災は七々々ちゃんには悪いけど、この物語のヒロインですね。
ギャンブルは好きじゃないといいつつ、ブラフで相手を退けるとか流石。

そういえばヒロインといえば、雪姫さんがいましたね。
なんか残念ヒロイン化してきてるのが気になる。
重護さん早くなんとかしてあげて。

今回の発端になったゆんちゃんは思って以上にキーパーソンで驚いた。
なにやら怪しいところはあったけど、ここまでとは。

七々々コレクションを巡る勢力も増えてきて、ますます混沌としてきましたけど、次回はなにやら楽しそうなことが起こりそう。
次も楽しみです。