ストライク・ザ・ブラッド 蒼き魔女の迷宮 4 / 三雲岳斗
「じゃあ、たとえば、もしボクが人間でなくなったとしても、そんなふうに言ってくれるのかな」
電撃文庫6月の新刊から『ストライク・ザ・ブラッド』の4巻、蒼き魔女の迷宮です。
いつものようにヒロインを吸血して眷獣を目覚めさせて解決という流れかと思ったら、違う展開で面白かった。
中盤に古城の力を使えなくしてマンネリ展開から脱却したのは流石。
新しいヒロインの掘り下げもよくされてたし、彼女の苦悩もよくわかる。
ただ、担任教師の那月ちゃんの扱いが、あとがきでも触れてたけど、どうしてこうなった。
ラストの展開的に次の巻ではメインになるのかな。
ヒロインが増えても、しっかりと均等に魅せ場を作ってるのも良かった。
中でも王女のラ・フォリアがいいキャラしてて好きだ。
古城と子供作る気満々で笑った。
帰国しないでこのまま残って欲しいな。
新しい敵組織「LCO」には期待してたけど、思ってた以上に噛ませ組織だったのがガッカリ。
ヴァトラーも大きいこと言ってる割に、大したことなかった。
まあ、あれは相手が悪かったせいもあるけど。
雪菜のクラス担任も実は強かったとか、古城の周りが強すぎるのが気になる。
監獄結界から囚人が解放されたらまた違うのかな。
次回に続く展開で終わってしまったので次が待ちきれない。
早くても9月か…。