も女会の不適切な日常2 / 海冬レイジ

も女会の不適切な日常2 (ファミ通文庫)

「――ねえ、愛? 君はあんなふうに受け入れてもらえると本気で思っていたの?」

ファミ通文庫5月の新刊から『も女会の不適切な日常』の2巻。

読み進めていきなり混乱したのは私だけではないと思いたい。
リンネが屋上で頭を冷やしたくなったのもわかる。
ユーリとの絡みっぷりがハマりすぎて、初めからこうだったのかと錯覚するくらい彼女は馴染んでいた。

中盤からの怒涛の展開は1巻同様に惹きこまれる。
今回はホラーで前回とはまた違った感じで楽しめた。

覚悟を決めたリンネの策士っぷりが光ってたけど、彼の想いは届かず。
彼女を取り戻す戦いにユーリが仲間に加わったが、大丈夫なんだろうか。
彼女の死に深くかかわっているし、逆効果にならないといいけど…。

このハーレムっぷりじゃ愛から信頼を勝ち取るのは難しいと思う。
最終的にも女会のみんなで説得する形になるのかな。
だけどそれでデレる愛の姿が思い浮かばない。

次はどんな展開になるやら。