黒鋼の魔紋修復士2 / 嬉野秋彦
「……あなたがさっきから不機嫌そうにしてるのって、本当は嫉妬のせいじゃない?」
前回の任務でみつけた魔紋を消すことのできるガントレットの出処について調査のために隣国へ出向くお話。
ヒロインが正論で言い伏せられる様を楽しむ本シリーズ。
案の定、ヴァレリアディミータルから終始おちょくられて、ぐぬぬ状態でした。
ある意味期待通りではあるのですが、前回よりも世間知らずっぷりをこじらせてるのが気になった。
もうひとりの神巫カリンと比べると、本当に彼女が首席で卒業したのかと疑いたくなるレベル。
魔法の威力だけで首席になれちゃうのかな。
ヴァレリアは任務を勘違いしすぎたし、ディミータルにボコボコに言われて当然といえば当然でした。
ダブル主人公のはずなのにディミタールしか活躍してない。
ヴァレリアはディミタールを見返せる日がいつかくるのだろうか。
あとがきによると次は大きく話を動かすようです。
ぐぬぬ状態のヴァレリアちゃんは活躍できるのか、
それともまた神巫カリンにいいところをもっていかれるのか。
次の話も気になります。