黒鋼の魔紋修復士 1 / 嬉野秋彦
「綺麗事をいっていないでさっさと逃げろ。……おまえだって、おれのことが大っ嫌いなんだろ……?」
気が強く世間知らずの神巫のヴァレリアと、愛想が悪いが腕の立つ護衛役ディミタールとのコンビで贈るファタンジー。
ヒロインのヴァレリアはかなりの世間知らず。
任務中なにかとディミタールから指摘される度にイライラを募らせていく。
どうにか見返してやると思いたってした行動が裏目に出てしまい窮地に陥り、そこをディミタールに助けられるが、ディミタールは深手を負ってしまい…。
といった感じの内容です。
ここまで仲の悪い主人公とヒロインってなかなかみかけない。
頼りたくない相手に頼らざるを得ないヴァレリアは一見かわいそうにみえるけど、彼女も素直じゃないからなぁ。
あとがきをみる限り、この二人の仲は当分改善されなさそう。
案外ディミタールはもう一人の神巫カリンとくっつくいたりして。
ふたりの仲が今後どうなっていくかよりも、ガチャピンクことベッチーナの中身が一番気になる。
追記:ヒロインと主人公が仲悪いのはこの作者なら珍しくないみたいですね。