魔法科高校の劣等生 (3) 九校戦編 / 佐島勤

魔法科高校の劣等生〈3〉九校戦編(上) (電撃文庫)

「前例?今の君の立場自体が前例に無いじゃないか。君の様な二科生は前例に無いんだから、前例が無いというだけで可能性を否定する根拠にはならないよ。前例が無い、などと言うより、君こそが『前例』になるべきだ。君の様な後輩の為にね」

魔法科高校の劣等生第3巻、九校戦編の上巻です。


Web版を読んだ時にも思いましたけど、九校戦編はやっぱり面白い。
追加シーンがいい補足になってわかりやすくなってました。
特に良かったのは、汎用飛行魔法の難しさについて説明するシーン。
これによって達也の凄さがより際立ったものになってとても良かった。


ふたりの秘密が徐々に明らかになっていって、ここからが達也と深雪の本領発揮といった感じ。
あんな魔法を開発してしまう彼がサポートにつくのは反則だと思いますが、それがたまらない。
天才技術者である達也のサポートを受けた選手たちの活躍は下巻。


今から楽しみです。