ブラック・ブレット 神を目指した者たち/ 神崎紫電

ブラック・ブレット 神を目指した者たち (電撃文庫)

「俺はイニシエーターだとかプロモーターだとか、そんなの抜きで延珠を探しに来てんだ。アンタはいい奴で感謝おしてる。その上で言わせてくれ――――なにも知らないくせに偉そうに語んじゃねぇよッ!」

ガストレアと呼ばれる怪物との戦いに敗北し、人類は狭いエリアで暮らさざるをえなくなった近未来。
人類が暮らすエリア外から時たま紛れ込むガストレアと戦う『民警』として
主人公の蓮太郎は相棒の少女延珠と共に、危険な任務を遂行する毎日を過ごしていた。


7月の電撃文庫からラスト。『ブラック・ブレット』です。
これは思ってたり良かった。


二人一組でコンビ同士で戦う王道バトル物なのですが、
最近流行りの俺TUEE系ではなく、戦闘は苦戦だらけ。
というか、一回に死にかけます。
それでも再戦時には真の力を開放して戦う私好みの王道展開でした。


中盤には仲違いして、延珠が家出しちゃいますけど、
しっかりと仲直りをして、絆を深める展開も良かったです。


ただその家出もしっかり伏線にして、次回に繋げるところも上手かったです。
今回の事件で一気に昇格した二人ですが、このまま戦いを続けられるのか不安ですね。


続きが気になる作品でした。