0能力者ミナト 2 / 葉山透

0能力者ミナト 2 / 葉山透 / メディアワークス文庫
0能者ミナト〈2〉 (メディアワークス文庫)

「一つ言っておく。これを受けたいと言ったのはお前達だ。それを忘れるなよ」

口の悪いおっさんが怪異を退治していくお話の2巻目。
前回の引きで登場した塵を退治する話。


毒舌っぷりは前回と比べると大分丸くなってる気がします。
周りの二人がミナトという人間に慣れたせいもかもしれませんが、
それでも、行動の破天荒さは相変わらずでした。
自分が乗りたい車があるからといって
理彩子さんの車を借りて廃車にするような運転するとか、やり過ぎにも程があるだろうと。


途中でミナトが総本山の牢屋に捕まるなどのハプニング(ミナト自身はそう思っていないようでしたけど)
などがあり、終盤までは割と安楽椅子探偵のようでした。


相手が相手なだけに、子供二人組は戦闘面で活躍せず、少しだけ物足りなかったです。
代わりにふたりとも別方向からのアプローチでミナトを支援してましたけど。


次巻では3人全員でもっと暴れて欲しいなと思いました。