アクセル・ワールド8 ―運命の連星― / 川原礫

「あなたには、力があるはず」
「ち、力……？」
「そう。<<大切なもののために、遙か彼方へと手を伸ばす力>>が」

ISSキットに蝕まれたタクムとの戦闘中、残りHPは数ドット。
絶望的な状況の中で、災禍の鎧『ディザスター』の真の名前『ザ・ディスティニー』の名前を口にして終わったところからの続き、
アクセルワールド8巻です。

イメージ<<想像力>>が現実に与える力というのは、自分達が思っている以上に凄いものらしいです。
イメージというか、心が身体に与える影響ですかね。
現実はけしてイメージを超えることはないとか。
だからイメージトレーニングって大切なんだよってスポーツ選手のインタビューとかで聞きます。

後は心の状態が良い人は、良い顔してることが多いです、病も気からっていいますし。
私たちも普段から、心は良い状態に保っておきたいものです。
なにより、心が強い人はやっぱり魅力的です。

ハルが体育の試合に本気で取り組んだシーンは良かったです。
加速世界の経験が現実の世界でもプラスに働いてるようです。

人が成長していく話ってやっぱりステキです。

以下はネタバレを交えた感想です。

アッシュさあああああああああああああああああああああん。
まさかあんな展開になるなんて…誰が想像しただろうか。
どうしてこうなった。

全損してないといいんだけど…。
今回読んでて、アッシュさんってもしかしてリアルだと女の子？と思ってしまった。
やたら男だと強調されてるのがフラグになってる気がしないでもない。

あれだけディザスター化に耐えてたのに、
あっさり堕ちてしまったのはそれだけハルに取って、アッシュの存在が大きくなってたのかな。

次回こそディザスター浄化に向けての総力戦ですよね？
そのディザスターも、
・第8神器<<スター・キャスター>>装備
・超速飛行
が追加されて規格外っぷりが凄まじいです。
どうするんですかね、これ。

今回の引き方が前回とほぼ同じなのは狙い通りなんでしょう。
続きが早く読みたいです。