ハレの日は学校を休みたい! / 陸凡鳥

ハレの日は学校を休みたい! / 陸凡鳥 / ガガガ文庫
ハレの日は学校を休みたい! (ガガガ文庫)

「人間には、ときどき災難が降りかかる。望んでないのに傷つくことだってある。そのすべてを受け容れろとは言わないけど。……自分じゃどうしようもないことで、くよくよするのはやめろ。傷がどうとか、気にしすぎんな。お前が顔中、猫に引っかかれたみたいになってたとしても、僕はどうとも思わんからな」

「学園祭を中止しろ」という脅迫状の容疑者の濡れ衣を着せられた、学園祭嫌いの響川晴は
無実を証明するために、学園祭大好きの軍人コスプレしてる詩ノ森ミアと組んで真犯人を探すことになる。
学園祭当日まで2週間。彼等は犯人探しに奔走することになった。


これは面白かったです。
王道的な青春ラブコメでした。


他の犯人候補の容疑を解いただけじゃなくて、悩みを解決し友達になる。
ヒロインとのイチャイチャっぷり。
最後に自身のトラウマを乗り越えて成長するところ。


どれも王道展開好きな私にはたまらなかった。
主人公の響川がところどころでいい台詞を言うのも良かった。
欲を言えば最後の終章(エピローグ)はもう数ページは書いて欲しかったです。
この作者の次の作品もチェックしてみます。