犬とハサミは使いよう2 / 更伊俊介

犬とハサミは使いよう2 / 更伊俊介 / ファミ通文庫
犬とハサミは使いよう2 (ファミ通文庫)

「ええ、信じるわ。私は私の読者を信じる。私は、私の書いた本が読者に正しく届くと、そう信じてる」

強盗に殺された挙句犬になって蘇った読書バカ、晴海和人。
大人気作家の秋山忍ぶこと、夏野霧姫。

そんなある日、夏野の担当編集と和人の妹が登場して
一人と一匹の日常がまたしてもおかしな方向へ。


ミステリ系不条理コメディの第2巻です。
ミステリ系だけどミステリやってないのは相変わらずです。
夏野とのやりとりが前巻と比べるとちょっと減ってましたけど本作は和人のツッコミを楽しむ感じですね。
バトル展開がクドイのも1巻と変わらず、物語の構成パターンはこのままなのかな…。
そこだけが気になりました。


この巻で登場した人物はことごとく変態。
担当編者はドMだし、妹は最近でもなかなか見ないレベルで病んでた。
登場人物もこのままこの路線なのかな…。


和人の声(犬の声)が聴こえるのが、夏野以外にも現れちゃいましたけど、何がトリガーになってるんだろう。
今後伏線になったりするのかな?