ソードアート・オンライン〈7〉マザーズ・ロザリオ / 川原礫
ソードアート・オンライン〈7〉マザーズ・ロザリオ / 川原礫 / 電撃文庫
「アスナ。ぶつからなきゃ伝わらないことだってあるよ。例えば、自分がどれくらい真剣なのか、とかね」
今回はキリトではなくアスナが主役です。
視点が変わるとやっぱり新鮮ですね。
そんな主役を取られたキリトさんですけど、影ながサポートするところがまたカッコイイ。
彼女のピンチに颯爽と駆けつけてくところとかもう流石です。
「どんな高速魔法も対物ライフルの弾丸よりは遅い」
このキリトに2回も勝った<<絶剣>>ユウキは紛れもなく最強の剣士。
キリトの他のOSSとかは次回以降でお披露目されたりするのでしょうか。
4巻で見つけたけど放置されたエクスキャリバーはしっかりと回収してたようですけど
このエクスキャリバー回収話とか読んでみたいと思ったのは私だけじゃないはず。
仲間達と普通に冒険するだけでも面白い物語になりそう。
2次会のシーンとかもっと細かく描写して欲しかった。
以下ネタバレ有(注意)
病院から先の展開は読んでるいる内に自然と涙が出てました。
小説を読んで涙が出たのはいつ以来だろう。
人の想いっていうのは、自分が考えている以上に自分が関わった人達にいろいろな形で伝わって残っていくんだ。
それこそ媒介なんて関係ないんだなって。
今回はテーマ的に難しいものだったと思いますけど、それを見事に書ききったのは本当に凄いと思います。
ご都合主義的でも、伝えたいものが伝わればそれでいいと私は思います。
それこそ、ユウキが死なない場合の方が今回はご都合主義になってしまう。
ユウキは最後に沢山の人に囲まれて本当幸せだったと思う。
出来れば私もそういう人生を送りたい。