パニッシュメント / 江波光則

パニッシュメント / 江波光則 / ガガガ文庫
パニッシュメント (ガガガ文庫)

「郁。私はお前の父親だし、お前は私の息子だ。それはどうあったって変えられない」

新興宗教の教祖をしている父を持つこと主人公の郁と
その宗教に傾倒している母親を持つ幼馴染の常盤との青春模様を描いた話。
郁は常盤には自分の父が、母親が傾倒している宗教の教祖だとは告げられないでいた。


実は先月に表紙買いして読む時間が無くて最近読みました。
面白かった。もっと早く読んでおけば良かった。
いい意味でラノベとは言えない作品だと思いました。


主人公がどんどん追い詰められていく様は見てられなかった。
何が悪かったんだろう。
もう最初の設定からして、詰んでる状態だった気もする。
幼馴染の常盤に打ち明けるタイミングとしてはあの時以外に無かったと思し
最後の展開はなるべくしてなったように思う。
クラスが崩壊していく様は読んでいて辛かった。


全てが綺麗に片付いたとは言えないけれども
郁と常盤二人なら、再出発出来ると思う。