県庁おもてなし課 / 有川浩

県庁おもてなし課 / 有川浩 / 角川書店
県庁おもてなし課

「なあ、掛水」
「小説の主人公、お前の名前にしてもいい?」

高知県の県庁に新設された「おもてなし課」。
観光立県を目指して奮闘する公務員達とそれをサポートする観光特使のお話。


本当有川浩の描く物語に外れは無いですね。
今作も素晴らしかった。


旅行に行かない私ですけど、聖地巡礼したくなる気持ちがわかりました。
高知県にはいつか必ず行く。


相変わらず、有川浩作品に出てくる人物はどいつもこいつもカッコ良すぎる。
最初はダメダメでも、絶対に成長する。
今回の主役の掛水は序盤から男として格好良かった。
水を掛けられてもとっさに庇えるとか、凄過ぎる。


あれで惚れない女性はいない、むしろくっつのが遅すぎる。
個人的にはもっとイチャイチャしてるところが読みたかったけどテーマがテーマなのでしょうがないです。


終盤の掛水と多恵ちゃんが二人で一泊旅行は良かった。
おやすみのシーンは最高。
そういえば最近の有川作品の恋には甘さが足りないと思います。
恥ずかしくて読めないくらいのラブコメ話を次は是非。