シアター!〈2〉 / 有川浩

シアター!〈2〉 / 有川浩 / メディアワークス文庫
シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫)

「絶対うっかりなところ直して茅ちゃんの愛せる部分なくしてやるっ!」
「ドジっ子が悔しさをバネに頑張る展開も悪くないね。大丈夫、出発点がドジっ子って時点でどう転んでも僕は萌えられる」

シアター2巻目です。
面白かったです。
読む前はページ数が多いと思ってたけど読み始めたらあっという間でした。


今回は前回に余りスポットが当たらなかった登場人物達にしっかりとスポットが当たっていて、それが非常に良かったです。
シアター2を読んで改めて自分が好きな小説が再確認できました。
登場人物が自分と向きあって成長して行こうとする姿は読んでて気持ちいいです。
キャラを立てるのってやっぱり重要ですね。


一番意外だったのが茅原ですね。あんなキャラだったとは。
他にも小宮山もただ顔がいいだけの男ではなく、男として本当にいい奴だなって感じました。
有川さんが描く男性は本当どいつもこいつもカッコ良すぎです。


司と千歳以外の恋愛も徐々に進展してきて恋愛要素が好きな人にもオススメできます。
ゆかりと小宮山、茅原とスズ、牧子と匠、千歳と司、それぞれが3巻目でどういう風にさらに進展し決着するのか今から楽しみです。
この刊行ペースだと来年になるのかな?
出来れば今年中に読みたいです。