ソードアート・オンライン4 フェアリィ・ダンス / 川原礫

ソードアート・オンライン4 フェアリィ・ダンス / 川原礫 / 電撃文庫
ソードアート・オンライン (4) フェアリィ・ダンス (電撃文庫)

『逃げ出すのか?』
『屈服するのか? かつて否定したシステムの力に?』
『それは、あの戦いを汚す言葉だな。私に、システムを上回る人間の意思の力を知らしめ、未来の可能性を悟らせた、我々の戦いを』
『そうではないことを、君は知ってるはずだ。さあ、立ちたまえ。立って剣を取れ』
『――立ちたまえ、キリト君!!』

ソードアート・オンラインの4巻です。
3巻続きで、世界樹を目指すはずがモンスターの罠にハマって強力なモンスターが徘徊する地下世界「ヨツンヘイム」に墜落してしまったところから物語は始まります。
今回はALOでのパートナー、リーファ(妹)にキリトが兄の和人であることがバレてしまいます。
わかっていた展開とはいえ胸が苦しくなりました。


ネタバレ気味な感想
世界樹に辿り着くために、一人特攻による失敗(死亡)からの復活。
そして仲間達のサポートを受けての突破。
王道展開だけどそれがイイ。
全軍突撃のシーンからリーファの剣を借りての二刀流での突破とか最高でした。


そこから先の対決シーンは前回と違いゲームマスターがクズなので、どうやって勝つのかヒヤヒヤものでした。
まさか茅場が手を貸すとは。
でも自分に勝ったキリトに全てを託したくなるのも分かります。
そして、アスナが解放されて本当に良かった。
ユイを含めた三人は本当に家族なんだと思いました。


最後にALOクリア後の後日談があって良かったです。
2巻で登場したリズベットシリカまで出てくるとは。
最後のシーンに出てきた全員での浮遊城アインクラッドの再攻略編を読んでみたいです。