スカイ・ワールド 3 / 瀬尾つかさ

スカイ・ワールド3 (富士見ファンタジア文庫)

「ジュン。ひとつだけ、忠告しておきますわ。仲間だと思ってくださるのでしたら、あなたもまた、わたくしたちのことを信じてください」

ファンタジア文庫12月の新刊『スカイ・ワールド』の3巻です。

前回のクエスト攻略報酬として、セカンドクラスが解禁。
ROでいう二次職みたいなものかと思ったら、FF11みたいなサポートジョブシステムみたいな感じなのかな?
ファーストクラスとは無関係に選ぶことができて、いつでも変更可能というのはいいですね。
状況応じたクラスチェンジなどいろいろ研究しがいがある、ジョブシステムで楽しそう。

前の巻でも示唆されていましたが、原住民が単なるNPCではなく、感情を持った一人のキャラクターという設定はログ・ホライズンと同じですね。
さっそく新たな島で、クエストが作り出すことができる力を授かったという姫様と共謀してクエストクリエイトの力の解析に精を出すとか、さすがネトゲ脳主人公。
同じゲーム好きとしてはわからなくもない。

今回はその姫様が誘拐される事件を舞台にしたお話。
だけど話のメインは、前回パーティに加わったユーカリアでした。

エロイことを言ってるパーティのムードメーカー的お姉さんキャラだと思っていただけに、彼女のトラウマ話はちょっと意外でした。
しかし仲間を見捨てず、最後まで彼女のことを信じ行動したジュンは以前と比べて成長した気がします。
未だに、サクヤのことを隠していててカスミに対してはっきりしない行動してるところは、まだまだヘタレですけどね。

新たなに召喚士のヒカルを加え、ますますハーレムパーティに磨きがかかるジュン御一行。
次回はそのヒカル回になるのかな?

次も楽しみ。