クロス×レガリア 嵐の王、来たる / 三田誠

クロス×レガリア  嵐の王、来たる (角川スニーカー文庫)

「俺が、お前のボディガードをやる。この千円だけで理由は十分だ」

角川スニーカー文庫5月の新刊「クロス×レガリア」の2巻『嵐の王、来たる』です。

今回は鬼仙側ではなく、白鳳側のお話。

主人公の馳郎が白翁の座を継いだ結果、白鳳六家から刺客が送られてくると思ったら案の定。
第四家・空(うつほ)から、鬼仙に負けず劣らずの相手がやってきた。

カエアンという人工知能搭載機械を纏ってはいるものの、ただの人間である馳郎と本来の力を出せないナタで、よく対処できたと思う。

今回は前回のラストほど、盛大な銭投げをしてなかった印象。
すでに金銭感覚が麻痺してるかもしれない。
でも事前に街に仕掛けを施してあるあたり、それなりに金掛けて準備してるところは抜かりなかった。

こんなに強い三つ角はまだ3人もいるとか、白鳳六家から認められるのは大変だ。

それでも、昨日、今日出会った相手から信頼して貰えた馳郎って大物だと思う。
他人を頼ったり、他人から守ってもらうのっては思いのほか勇気がいる。
北斗からあの言葉を引き出せたのは凄い。

次回も白鳳側の話なんですかね?
楽しみです。