万能鑑定士Qの推理劇II / 松岡圭祐
「大人って案外、頼りになるものよ。」
万能鑑定士Qの推理劇の2巻です。
映画化決定おめでとうございます。
今回は古書に隠された謎を追う話。
最初は馬鹿にされても、その知性と情熱で信頼を勝ち得ていく展開はいつみても気持ちがいい。
クライアントへの思い入れがいつもよりも強かったせいで、莉子の行動に焦りが見え隠れしてハラハラしたけど、いつものように周りの助けを借りながら、真相に辿りく。
だけど今回の結末はちょっと悲しかった。
変わってしまうものがあるけど、変わらないものもあると思う。
莉子が築いてきた多くの人からの信頼とか。
それにしても、今回の小笠原は出番が少ない割にいいところ持っていった。
その勢いで莉子との仲も進展させて欲しい。