のうりん ２ / 白鳥士郎

「この景色を作った人たちも、何も無い場所を切り拓きながら、ここがどんな街に育っていくのか想像して、遥か未来のぼくらのことを夢に見て、それを楽しみにして頑張ったんだと思う。いずれ自分たちの努力が報われることを信じて」

農業高校を舞台にした学園ラブコメ『のうりん』、第２巻です。
１巻同様パロディネタ満載で笑わせてもらいました。
やはりこの作品は家でないと読めない。
今回は全体的に同性愛ネタが多めでした。

新キャラの「四天農」がどいつもこいつも強烈なバカキャラでいい味だしてた。
その中でもバイオ鈴木とマネー金山がいい意味で酷かった。

最後の章では林檎が「耕作のことを好きになった」理由が早くも明かされましたが、結末がいろいろ残念すぎる。
そこに至るまでの過程の耕作がめちゃくちゃかっこ良かっただけに、あれはあんまりだ。
あのアニメのパロディネタをやりたかっただけだと思いたい。

最後の最後で継がフォローしてるから、次回は元に戻るのかな。
継が指摘しているとおり、今後耕平は農と林檎の間で揺れることになると思う。
そのときどんな決断を下すか今から楽しみ。
個人的には耕平のために頑張ってる農を選んで欲しいですが…。
幼馴染という設定に負けて欲しくない。

次回は継自身になにやら起きる様子。
今から楽しみです。