神様のカルテ 2 / 夏川草介

神様のカルテ 2 / 夏川草介 / 小学館
神様のカルテ (2)

「イチさんが選んだ道であれば、私もついて行きます。でも進むことに疲れたときは、きっと足を止めて一休みしてください。そしていつでもすぐ後ろには、私がいるということを忘れないでください。御嶽様の見守る前での約束です」

信州の「24時間、365日対応」の本庄病院で働く内科医である栗原一止は、写真家の妻である榛名や、頼りになる同僚、下宿先「御嶽荘」の愉快な住人たちに力をもらい、日々を乗り切っている。
神様のカルテの2作目です。

前作も大変素晴らしい物語でしたけど、その前作を凌ぐ素晴らしい話でした。
本でこれほどまでに涙が出た作品は初めてです。
個人的に今年度ベスト1です。


本作は医師だって人間であるという、普段忘れているであろう当たり前のことを改めて実感させてくれるものでした。