ソードアート・オンライン 11 アリシゼーション・ターニング / 川原礫

ソードアート・オンライン11 アリシゼーション・ターニング (電撃文庫)

「たとえ法で禁じられていなくても、してはいけないことは存在するし、また逆に、法で禁じられていたとしても、しなきゃいけないことだってあるかもしれない」

電撃文庫12月の新刊「ソードアート・オンライン」11巻『アリシゼーション・ターニング』です。

物語は、キリトとユージオが上級修剣士になったところからの続き。
サブタイトル通りターニングポイントなお話で、物語は一気にアンダーワールド世界の核心に迫っていきました。

前回の流れから、このまま順調に整合騎士への道を進むのかと思いきや、やってくれました貴族出身の二人。外道にもほどがある。

システム制限を超えて、行動してくれたユージオくんはブラボーです。
ティーゼとロニエが無事で良かった。
キリトさんもギリギリで間に合って良かった。

今回の件で、予想よりも早く目標に近づてむしろ結果オーライでしたね。
整合騎士になるということが、どういうことかわかったし、知らないまま勝ち進んだ場合、より最悪な結果になってたような。

このまま行くと、フェアリダンス篇と同じくシステム管理者権限を持つ相手を倒さないといけないんですかね。
茅場明彦の加護が無いこの世界でこの先、どう戦っていくんだろう。
剣で倒せる相手とは思えない。

最長編だとは聞いていたけど、まだまだ終わりが見えないですね、アリシ編。
今回もまたいいところで終わってしまって、続きが気になって仕方ない。
刊行ペース的にSAOの次巻は来年四月…。待ち切れないけど、待つしか無い。